teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


スレッド一覧

他のスレッドを探す  スレッド作成

新着順:29/778 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

君は元祖二刀流を見たか!"大谷翔平フィーバーに想う"

 投稿者:Man-Shinsoi #11  投稿日:2018年 4月17日(火)01時19分42秒
  通報 返信・引用 編集済
  大谷翔平に世界中が熱狂する中、一人の選手を思い出した。
「永淵洋三」
皆さんはご存知だろうか?
私が野球にハマるきっかけとなった選手で、今でも名前を聞くと胸が締め付けられる思いがする。

水島新司の野球漫画「あぶさん」のモデルになった選手といえば 知っている人もいるのではないだろうか?

あぶさんこと景浦安武は言わずと知れた野球漫画の主人公。
高校時代、北陸大会の決勝でサヨナラホームランを打つが、 塁上で嘔吐してしまう。
未成年の飲酒が問題になり北陸大会優勝は消えた。

数年後、高校の監督だった岩田鉄五郎は南海ホークスのスカウトとなり、ノンプロをクビになり飲み屋で酔いつぶれていた景浦を格安でホークスに入団させる。

二日酔いで登場した代打景浦は思いっきりバットに酒しぶきをふりかける。
そして豪快なスイングで打球をレフトスタンドへ運ぶ!

常識に縛られ縮こまって生きている私達の溜飲を下げてくれる破天荒なヒーロー、それがあぶさんである。

そんなあぶさんには実はモデルが存在した。
それが永淵洋三なのだ!

酒豪の強打者永淵は近鉄バファローズの3番として昭和44年には首位打者を獲った。
その年のオールスター 、 朝まで日本酒を飲み、さらに試合直前までビールを飲んで酩酊状態で入った第一打席で、セリーグのエース巨人堀内恒夫からライトスタンドへ弾丸ライナーのホームラン!
その後の試合も打ち続けオールスター優秀選手賞を獲得した。

プロ入りのきっかけは飲み屋のツケを払うためだったという。
そんな永淵に共感した水島新司があぶさんを書いたのである。

さらに永淵にはあぶさんにはない特技があった。

永淵は小柄ながら左から繰り出すキレのいい速球でリリーフを務め、ピタリと抑えると次はライトを守り、打順が回ってくると左打席から弾丸ライナーを飛ばす。
あるいは試合途中に代打で出てきてホームランを打つと次の回からマウンドに上がり、セットアッパーを務め役目が終わるとライトに回る。
二刀流というより一人三役である。

大谷翔平出現の50年前、永淵こそが二刀流の元祖だったのである。

昭和44年、9歳で野球を始めた私は当たり前のように長嶋のファンになった。
打率の意味もよくわからなかったが、数字が高い方が優秀だということぐらいは知っていた。

関東では年に一度位しかないパリーグの近鉄対阪急の
テレビ放送をたまたま見た。
そこに永淵洋三がいた。打率は380
子供心に長島よりすごい選手なのかと興味を持った。
同時に私は狂信的な近鉄ファンになった。

あれから50年。
気が狂うほど好きだった近鉄バッファローズは消滅し今は亡い。

大谷の活躍を見るたび、スケールは違えども永淵を思い出し郷愁に浸る私がいる。

大谷翔平フィーバーがもう一度、永淵洋三に、近鉄バッファローズに光を与える事を密かに願っている。
 
 
》記事一覧表示

新着順:29/778 《前のページ | 次のページ》
/778