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暗・鮭の成り立ちと参考図書について

 投稿者:すう  投稿日:2008年 8月31日(日)11時51分21秒
返信・引用
  はじめてまして。質問が3つあります。1.「暗」は「音」の同系で、はっきりしないの意で暗いとありましたが、なぜ、へんが「日」なんでしょうか。(日があると、逆にはっきりするような気がするのですが。。。)2.鮭はなぜ魚へんに土が二つなんでしょうか。3.漢字の好きなドイツ人に日本語を教えていてこの手の質問が多いのですが、ドイツ在住で日本の図書館に通うこともままならず、困っております。参考図書を購入したいのですが、お薦めがあれば教えてください。突然変な質問ばかりで申し訳ありません。よろしくお願いたします。  

Re^2: 「漢」「字」の成立ちと変化について

 投稿者:nothing  投稿日:2008年 8月30日(土)03時49分31秒
返信・引用 編集済
  > No.1178[元記事へ]

「字」について、少し補足します。

 本名のほかにつける名を(もうひとつ名前を増やすので)、(あざな)といいます。

 中国を中心として、東アジアの漢字文化圏では、本名(諱・いみな)を呼ぶことはきわめて無礼なこととされています。したがって、通常は「字(あざな)」で呼びかけます。

 本名をさけるということは、とくに身分の高い人に対しては徹底していて、たとえば、先日中国の「嫦娥1号」「今年2回目の月蝕試練を順調にパスした」ということがニュースになっていましたが、この「嫦娥」(不老不死の薬を盗み出し、月へ逃げ去った美女 ─『小説十八史略』を参照!)は、本来「姮娥」と表記されていました。

 ところが、の時代になって、文帝の諱が「恒」であったため、おなじ「旁(つくり)」をもつ「姮」の字をさけ、同様の意味を表すために「嫦」と書くようになったのです。

 また、結婚の「婚」という字の旁(つくり)の部分は、「氏+民」で表記しましたが、唐の太宗(李世民)の諱(いみな)に含まれる「民」の字をさけ、「昏」という字を使うようになりました。

 こういう例は枚挙にいとまがありません。

 今の日本でも、「御名御璽」という表現をしますが、一般人を呼ぶ場合でも、上司に対しては「社長さん」「部長さん」と呼びかけ、決して「太郎さん」とは呼びませんし、「鈴木さん」と姓で呼ぶことすら遠慮しますよね。、西洋ではお兄さんやお姉さんを呼ぶときに名前を呼び捨てにしますが、日本では通常は「お兄さん」とか「兄ちゃん」「姉ちゃん」ですよね。

 このように口にするのをはばかる名前なので、本名のことを「(いみな)」といい、通常使用するのを「(あざな)」といいます。

 よく時代劇で家臣が「信長さま・・・」などと言ってますが、これはありえないことですよね。現代社会の上司にさえ「鈴木さん」などと言えないのに、どうして「信長さまはねえ・・・」だとか「家康さまに・・・」などと気軽に言えるでしょうか。

 まあ、余談がすぎましたが、本名のほかに、もうひとつ名前を増やしたので、「あざな」のことを「字」と書くのだと思います。

 

Re: 「漢」「字」の成立ちと変化について

 投稿者:nothing  投稿日:2008年 8月30日(土)02時17分21秒
返信・引用 編集済
  > No.1178[元記事へ]

くりままさんへのお返事です。

 まず、「字」については、「漢字の種類」でふれているとおりです。

■解字
 会意兼形声。子は、孳(ジ)と同系で、子をうみ繁殖する意を含む。字は「宀(やね)+音符子」で、やねの下で、たいせつに子を育てふやすことをあらわす。

 「漢」については、字源としては・・・

■解字
 会意兼形声。右側の字(音カン)、動物のあぶらを火でもやすさま。かわくことを示す。漢はそれを音符とし、水を加えた字で、元来、水のない銀河をいったが、古くから、湖北省漢水の名となった。

 ということで、「漢字」とは直接の関係はありません。

 の高祖皇帝(劉邦)が秦を滅ぼしたのち、「漢中」の王に封ぜられ、のちに項羽に勝って、天下を統一したとき、国号を「漢」と名付けました。

 その後、「漢」王朝は国力を充実し、西漢(紀元前206年 - 8年)・東漢(25年 - 220年)あわせると、およそ400年つづきました。有史時代に入って以後はじめて長期安定政権がつづき、また、この時代に古代中国文化が完成したとされ、このことから、中国の民族のなかで主流をなす人たちを「漢民族」、その人たちを中心として使用されている文字を、とくに「漢字」と呼ぶようになりました。のちに発明された蒙古(モウコ)文字や満州文字に対して「漢字」(漢民族の文字)という呼称を使うようになりましたが、本来は「文字」ということばは「漢字」のことをさします。「文字」=「漢字」

 夏休みももう終わりですね。急ピッチで宿題を仕上げないといけないので大変です。少しでもご参考になればうれしいです。時間がかかってはいけないので、要点のみで失礼します。

 

「漢」「字」の成立ちと変化について

 投稿者:くりまま  投稿日:2008年 8月29日(金)16時23分18秒
返信・引用
  こどもが夏休みの宿題で「漢字新聞」を作っています。漢字の「漢」「字」の成立ちと変化を調べているのですが、持っている本にはのっていなくて困っております。
ご存知の方教えていただけましたら助かります。よろしくお願いいたします。
 

Re: 「栄」について

 投稿者:nori  投稿日:2008年 8月27日(水)12時33分14秒
返信・引用
  > No.1174[元記事へ]

松本さんへのお返事です。

栄という新字体も字源から切り離されてしまった悲しい字体ですね。
旧字は榮です。以下、榮の「漢字源」の解字です。

  会意兼形声。榮の上部は、まわりをかがり火でとりまくことを示す会意文字。
榮はそれを音符とし、木を加えた字で、木全体をとりまいて咲いた花。はでな意となる。
 

「栄」について

 投稿者:松本  投稿日:2008年 8月27日(水)11時46分55秒
返信・引用
  成り立ちを教えてください。「栄」という文字を使いシンボルマ−クを作りたいんです。
よろしくお願いします。
 

女無天について

 投稿者:難読漢字  投稿日:2008年 8月20日(水)01時54分45秒
返信・引用
  女無天=ミントと聞いたのですが、語源は?  

Re: 『慎』の成り立ちについて

 投稿者:nothing  投稿日:2008年 8月17日(日)11時27分43秒
返信・引用 編集済
  > No.1169[元記事へ]

チャッピーさんへのお返事です。

>この漢字は形声文字に当てはまるのでしょうか。
そうです。形声文字(会意兼形声文字)です。

 「慎」は、「いっぱいつまる・充実する」の家族で、「充実して間隙(すきま)のない心」を表します。


 間隙(すきま)のない心とは・・・

  隅々まで行き届いた心
  詐り(いつわり)のない心


 のことです。

 解字
   =「心+音符眞(欠けめなく充実したこと)

 単語家族
   穴を埋めて充実させる
   目の枠をいっぱに充実させる → カッと見張る
   小さな玉を耳の穴に入れて塞ぎ、雑音が入らないようにする。
   隅々まで手ぬかりなく視て判断すること。
   組織の充実してコッテリした肉のこと。

  などなどです。
  楽しく自由研究ができるといいですね。

 

『慎』の成り立ちについて

 投稿者:チャッピー  投稿日:2008年 8月17日(日)10時52分43秒
返信・引用
  子供が漢字の成り立ちについて自由研究をしているんですが、名前の『慎』という漢字の成り立ちが調べられなく困っています。またこの漢字は形声文字に当てはまるのでしょうか。
宜しくお願いします。
 

Re: 協について

 投稿者:nothing  投稿日:2008年 8月10日(日)21時06分43秒
返信・引用
  > No.1164[元記事へ]

Takeさん、大変おまたせしました。

 さて、「協」ですが、漢字語源辞典(藤堂明保)によると、右側はご存じのように、「力×3」(会意文字)で、多くの力を集めて一本に合わせることを示しているようです。

 おたずねの、左側の「十」印は、「多くのものを集める」意味を表し、この記号を加えることによって集結する意味明示したものだそうです。

 字形「十」は、甲骨文字では「|」印で表していますが、金文では「|」印の中間がふくれて、篆書になると「十」の形になっています。

 10進法では「9」が奇数の最後であり、「10」まで進むと、指10本または算木10本が一つのまとまった単位として合体し、そこから新たな計算が再開される。そこで「10」という数を「10本を重ね合わせて一つにまとめた数」と認識した

 ということだそうです。

 詳しくは漢字語源辞典(藤堂明保)を参照してくださいね。

 

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